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生成AIとRPAでマーケティングはどこまで自動化できるのか?

  • 兎澤直樹
  • 7月23日
  • 読了時間: 3分
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1. はじめに:マーケティング業務、こんなに手間じゃありませんか?

企業のマーケティング担当者として働く中で、日々のルーチン業務に多くの時間を割かれていると感じたことはないでしょうか?


  • メルマガの原稿を考え、配信設定する

  • SNSの投稿を毎日考えて予約投稿する

  • Google Analyticsの数字を見て、レポートを作成する

  • 見込み顧客の情報をCRMに登録し、タグを付ける


どれも必要な仕事ですが、工数は膨大です。「もっとクリエイティブな企画に時間を使いたい」と感じる中、私自身もマーケ業務の一部を自動化できないかと考え、RPAと生成AIの組み合わせによるマーケティング業務自動化の実証実験を行いました。


2. なぜ今、RPAと生成AIの組み合わせが注目されているのか

RPAは、定型的でルールベースな業務に強みを持ちます。一方、生成AI(特にChatGPT)は、非構造な情報の要約や文章生成など“人間らしい”作業に力を発揮します。

この2つを組み合わせれば、「柔軟性と自動化の両立」が可能になります。


  • RPA:手順を覚え、クリックや入力、データ抽出を行う

  • 生成AI:文章の生成やアイデアの提案、要約などを行う


これにより、マーケティング業務の多くが“流れ”として自動化できるのではないかと考えました。


3. 週刊メルマガの自動生成と配信フローを構築

今回行ったのは、メルマガの自動生成と配信です。


▼フロー概要:

  1. オンライン版日本経済新聞から業界ニュースを自動取得

  2. ChatGPTにメルマガ本文を生成させる

  3. Google mailで一斉配信


⇩作成したメルマガ例

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▼実行結果:

  • 作業時間:約30分 → 約5分に削減

  • 文章の自然さは95点、軽微な調整だけで配信可能

  • 定期業務からほぼ“人手”を排除できた


4. 自動化の限界と、あえて人が関わるべき部分

もちろん、すべてが完全自動化できたわけではありません。課題も見えました。

  • 要約精度のばらつき:ニュース内容によっては誤解を招く要約も

  • ブランドトーンの違い:文章の“らしさ”を維持するには微調整が必要


結果的に、「最終チェックとトンマナ調整は人間が行うべき」という結論に至りました。

5. まとめ:RPA×生成AIで、マーケ担当者が“本来やるべき仕事”に集中できる


今回の実証実験を通して感じたのは、「マーケ業務はかなりの部分まで自動化できる」という確かな手応えでした。特に以下のような効果が見込まれそうです。


  • 定型業務の圧倒的な時短(週5時間以上の削減)

  • 複数チャネル対応の容易化(メール、SNSなど)

  • 少人数でも継続的に発信できる体制の構築


今後は、カスタマージャーニー全体を俯瞰し、AIがどこまで伴走できるかをさらに深掘りしていく予定です。

▼あとがき

「AIでマーケは変わる」と言われて久しいですが、実際にやってみて分かることが多くあります。小さく試し、効果を可視化する。そこから現場の説得力も生まれてきます。

あなたもぜひ、自社や個人のマーケティングにRPAと生成AIの力を取り入れてみませんか?


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