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RPA×AIで進化するフィットネス業界の顧客体験

  • 兎澤直樹
  • 4 日前
  • 読了時間: 4分

~会員管理と利用データ分析で実現するスマートな運営~


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近年、フィットネス業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んでいます。特に注目されているのが、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」と「AI(人工知能)」を組み合わせた業務改革です。

私たちも現場を見ていて実感しますが、会員管理利用データ分析といったバックオフィス業務において、RPAとAIは単なる効率化ツールではなく、顧客体験(CX)の向上につながる強力な武器になっています。


フィットネス業界が抱える業務課題とは?


フィットネスクラブやジムを運営する中で、現場が抱える課題は少なくありません。私自身もフィットネスクラブに通っていますが、以下のような考えを抱きました。

  • 会員の登録・更新作業が煩雑で手間がかかる

  • 毎月の利用頻度・退会傾向の把握が属人的

  • キャンペーンやお知らせが一斉送信になりがちで、パーソナライズが弱い

  • インストラクターやスタッフの時間が事務作業に奪われる

こうした課題は、店舗の大小を問わず共通しています。そして私たちも日々現場の方と話す中で、「もっと会員対応に時間を使いたい」「業務の見える化ができていない」という声を数多くいただいています。


RPAとAIの融合で変わるフィットネスの運営


【1】RPAによる会員管理の自動化

RPAを活用すれば、新規入会・退会の登録処理、月額プランの変更、請求情報の更新などをシステム上で自動化できます。

たとえば:

  • 入会フォームからのデータを基幹システムに転記

  • 会員有効期限のチェックと自動通知

  • 入金状況の確認と未入金者へのフォロー通知

これらはすべてRPAで処理可能です。スタッフの事務作業は激減し、本来集中すべき「接客」や「サポート」にリソースを割けるようになります。


【2】AIによる利用データの分析と活用

AIを活用すれば、会員一人ひとりの行動パターンを可視化し、パーソナライズされたサービスを提供することが可能になります。

活用例:

  • ジムの利用頻度や曜日・時間帯の傾向をAIが学習し、「最近来館頻度が減っている会員」へのフォロー通知

  • トレーニングマシンやスタジオ参加履歴を分析し、興味に応じたプログラムのおすすめ

  • 退会リスクの高い会員を予測し、特別なフォローを実施

これにより、会員の満足度と継続率の向上が期待できます。


「顧客との関係性」強化がカギ


フィットネス業界では、単に「施設を提供する」だけでは、選ばれ続けることは難しい時代です。顧客一人ひとりの体験価値(CX)をどう高めるか。これが競争力の差になります。

RPAとAIは、そのための手段であり、業務の効率化を通じて「人」にしかできない価値提供に集中できる環境をつくってくれます。

弊社では、RPAやAIの導入支援だけでなく、現場に合った運用設計データ活用のコンサルティングまで一貫して行っています。その中で気づいたのは、「システムを入れること」自体が目的ではないということ。

本当に大切なのは、「現場で使える仕組みを、スタッフ全員が納得して活用できること」。そしてその先にある、「会員様の笑顔をどうつくるか」だと私たちは考えています。


よくある導入への不安とその対策


● ITに強くないが、運用できるか?

→ ノーコード・ローコードで操作できるRPAツールや、学習済みのAIサービスが増えています。難しい知識は不要です。

● コストに見合う効果があるのか?

→ 毎月数十時間の業務削減が可能です。加えて会員の継続率が1〜2%上がるだけでも、年間では大きな利益インパクトとなります。

● セキュリティは大丈夫か?

→ クラウド対応のRPA・AIは、セキュリティや個人情報保護にも配慮されています。弊社でも導入前にリスクアセスメントを実施しています。


RPA×AI活用で「人の価値」が高まる未来へ


フィットネス業界でRPAとAIを活用することは、単に「楽をする」ことではありません。むしろ「人の時間と能力を、より価値ある仕事に集中させる」という、本質的な業務改善です。

  • RPAでルーティン業務を自動化

  • AIでデータに基づく判断と提案

  • スタッフは、会員との対話に集中する

この循環が生まれることで、フィットネスクラブの「ブランド価値」そのものが上がっていきます


最後に:小さく始めて、大きな効果へ


私たちが提案するのは、「まずはできるところから」「小さく導入して効果を実感する」スタイルです。

たとえば:

  • 仕組み化しやすい「休会/退会処理の自動化」からスタート

  • 次に「退会予兆のAI分析」

  • 最終的には「全社的な会員データドリブン運営」へ

導入は段階的で構いません。無理なく、でも確実に、フィットネス業界の未来は変えていけます。


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