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RPA×AIで変わる水道局・ガス会社の業務革新

  • 兎澤直樹
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

〜検針票処理・料金請求の自動化が拓く、公共インフラの未来〜



日本のインフラを支える水道局やガス会社。日々膨大な情報を取り扱い、地域の暮らしを守るという重責を担っています。しかし、その裏側では、紙ベースの検針票処理手作業での料金請求処理といった“アナログ業務”が、いまだ多くの現場で残っているのが実情です。

本記事では、これらの業務にRPAAIを導入することで得られる具体的なメリットと、導入時のポイント、そして弊社が現場で見てきた実際の課題とソリューションについてお伝えします。


なぜ今「検針票処理の自動化」が必要なのか?


水道・ガス業界において、検針票処理の自動化は喫緊の課題です。

  • 紙ベースでの管理が多く、入力ミスが発生しやすい

  • 人手不足により、請求処理の遅延や確認漏れが起きやすい

  • 地域によっては、高齢スタッフに依存しているケースも多い

こうした背景の中で、「正確性」「スピード」「省力化」を同時に実現する手段として、RPAとAIの活用が注目されています。

とくに最近では、行政DXの流れや人材の多様化・業務効率化を目的に、公共インフラ企業の業務自動化に対する関心が急速に高まっています。


【活用事例①】検針票のデジタル読み取りとデータ化


現場で最も手間がかかる業務の一つが、「検針票に記載された使用量・メーター情報の転記」です。

弊社ではこの工程に、OCR技術(文字認識)とAIを組み合わせたソリューションを導入。紙の検針票をスキャンすれば、使用量・顧客番号・メーター情報などを自動的に読み取り、基幹システムへ転送することが可能になります。

RPAを併用することで、「読み取った情報を自動チェックし、異常値をアラート」「複数システムへの同時転記」といった処理も一気通貫で行えるようになりました。

その結果、

  • 入力ミスの削減(前年比89%減)

  • 処理時間の短縮(1件あたり平均7分→40秒)

  • ベテラン職員の負担軽減

といった成果が出ています。


【活用事例②】料金請求業務の自動化と顧客満足度の向上


「検針票処理」と並び、多くの企業が課題と感じているのが「料金請求業務の自動化」です。

従来、請求書の作成〜郵送手配、入金確認、再請求対応といった一連の業務は、手作業や属人的な対応に依存していました。ここにRPAを活用すると、次のような流れが可能になります。

  1. 使用量データに基づいた請求額を自動計算

  2. 指定フォーマットで請求書を自動生成・PDF化

  3. メール・郵送代行システムとの連携で自動送信

  4. 入金確認後のステータス更新もRPAで実行

さらにAIを活用すれば、「過去の傾向から未払いリスクの高い顧客を特定」「問い合わせ対応の自動化(チャットボット連携)」といった次のステップまで見据えることができます。


導入のハードルと、私たちの視点


正直なところ、「公共インフラのような保守的な業界で、本当に自動化なんてできるのか?」という声を聞くことは少なくありません。

しかし、私たちが現場で感じているのは、“一部からでも始めれば、確実に変わる”**という確信です。

弊社が携わったある自治体系ガス事業者では、まずは「入金確認作業」だけをRPAで自動化しました。すると、月末の作業負荷が約半分に。次に請求書発行、そして問い合わせ対応へと段階的に領域を広げています。

このように、段階的・部分的に導入することで、無理なく自然に業務全体のDXを進めることができるのです。


RPA×AIの活用がもたらす3つの価値


最後に、RPAとAIを水道・ガス業界に導入することで得られる価値を、改めて整理してみましょう。

① 業務効率の飛躍的な向上

反復作業や定型業務をRPAが自動化。検針票処理や料金請求の作業時間が大幅に短縮され、コスト削減にも直結します。

② 精度・透明性の向上

人為的ミスを排除し、いつ・誰が・どの処理をしたかをログで管理。行政監査や情報開示にも対応しやすくなります。

③ 職員の働き方改革

単純作業から解放された職員が、住民サービスや企画業務に注力できるようになります。これは自治体・インフラ企業にとっても大きな社会的価値です。


最後に:インフラの未来に、テクノロジーを。


水やガスという“生活の当たり前”を支える現場に、私たちが持ち込もうとしているのは、人を置き換えるテクノロジーではありません。人を活かすテクノロジーです。

業務の正確さと効率性を高めることは、結果として、地域住民へのサービス品質を高めることにつながります。

「まずは小さく始めて、大きな変化をつくる」その第一歩として、RPAとAIによる検針票処理や料金請求の自動化を、ぜひご検討ください。



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